空 2011.8生まれ すず 2009.7生まれ おちゃめ 1997.7~2016.12
庭木が家具になるまでーその⑮ 製作過程⑤ [想いを形に]
スツールの飛び出たホゾとくさびをのこぎりで切り落とします。
表面を滑らかにサンディングして、後は塗装です。
塗料はプレポリマーです。
専用シンナーで希釈したプレポリマーを刷毛で塗ってゆきます。
木が塗料をどんどん吸い込みます。
これ以上吸い込まないというところまで塗ってゆきます。
時間が経ちすぎるとべとべとしてくるので、素早く塗り込みボロキレでふき取ります。
その後、専用シンナーをボロキレに付けて表面に残った塗料をきれいにふき取ります。
木目が鮮やかに浮き出てきました。
このまま充分に乾燥させます。
乾燥したら#400の水研ぎペーパーで全体を研磨します。
そしてまた、乾かします。
もう一度専用シンナーで希釈したプレポリマーを塗り、
今度は#800の水研ぎペーパーで研磨。
最後にもう一度塗装して乾燥させれば完成です。
スツールの塗装の間にテーブルの天板の板接ぎをしました。
接ぐ板は全部で8枚です。
まず、2枚づつ接ぎ合わます。
接ぎ合わせた4枚の板が出来ました。
肉桂の老けの部分が思ったより多く、
最終的な全体の巾は80cmを切ってしまいそうです。
天板の木目や色合いなどを見ながら木を並べ替え、
一番左端の板を裏返し、ベストと思われる順番にしました。
この並べ方が、木目のつながりがきれいだと思います。
これで決定です。
2枚づつ接ぎ合わせます。
これで、40cm弱の巾の板になりました。
まだ、厚みは仕上がりサイズにしていません。
工房にある厚みに削る機械、自動カンナは巾60cmまで削る事ができます。
この板の厚みをそろえ、最後の接ぎでやっと1枚の板になりました。
余分な端を切り落とします。
製作過程⑥、に続く
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