空 2011.8生まれ すず 2009.7生まれ おちゃめ 1997.7~2016.12
庭木が家具になるまでーその⑯ 製作過程⑥ [想いを形に]
ダイニングテーブルの天板に反り止めの加工をします。
ルーターという機械に刃物を取り付けて、
天板に末広がりの形をしたアリ溝を彫ります。
続いて溝を切った同じ刃物を使って、脚部分の上桟にアリホゾを切ります。
溝もホゾも、若干奥に行くほど狭くなっているので上桟を天板に打ち込んだ時、
だんだんきつくなって、しっかりと固定できるようになっています。
溝にホゾを入れてみました。
なかなか良いようです。
反り止めの加工が終わったら、天板の成形に入ります。
4つ角に半径10cmのアールを取り、約9mmの面取りをしました。
ずいぶんと柔らかい感じになりました。
次に脚の上下桟に脚の部材とつなぐホゾ穴をあけます。
脚の部材にも桟とつなぐためのほぞ穴と貫板を通すためのホゾ穴をあけます。
上下の桟の左右をを斜め切りにして横長の台形に成形します。
脚の部材も斜め切りをし縦長の台形に成形します。
貫板のホゾを作り、ホゾの先を半円に成形し、コミ栓用の穴をあけます。
全ての部材がそろったので脚の組立前に仮組をしてみました。
組んだ脚の上桟のホゾをひっくり返した天板のほぞ溝に少しづつ左右同時に叩き込んでゆきます。
最後はかなりきつめに打ち込まないと入らない固さに仕上がっていて、
丁度いい具合に納まりました。
貫板にコミ栓を打ち込み、全体をしっかりと固定しました。
ようやく全体像が見えてきました。
製作過程⑦、に続く
天板と脚の接着はもっと簡単なのかと思っていましたが、大変な作業なのですね。
by 猫爺 (2016-09-22 21:51)
猫爺 様
無垢の天板には反り止めは必須です。
by kizuchi (2016-09-23 20:41)