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空 2011.8生まれ    すず 2009.7生まれ   おちゃめ 1997.7~2016.12

庭木が家具になるまで=その⑨ 製作過程① [想いを形に]

3月27日、東京のお客様のお宅にお邪魔して、デザインなどの最終打ち合わせをしました。

4月1日、桟積みした材料の含水率をチェックしました。
ほとんどが20%以下になっており、雨の季節を迎える前に外での桟積を終了しました。

工房の中で必要な材が取れるかどうかの最終的な部材の木取りを始めました。
部材より一回り大きなサイズに板を切ってゆきました。
どうにかすべての部材が取れました。
IMG_3199.JPG

肉桂はやはり老けが多く、天板などを取るためには
多少ふけ部分が入り込んでいる部分を使用せざるを得ません。

もろくなりすぎている部分は避けて、
老けがあっても、ある程度強度のある部分を使用します。
そのため、ところどころ斑点状に白くなった部分が入ってしまいます。

製材した時には柿の老けは無いように見えましたが、
やはり、多少老けかけている部分がありました。

塗装は、当初自然オイルによるオイル塗装を予定しておりました。
しかしながら、ふけかけている部分を使用することもあり、
オイル塗装よりも、木の内部に入り込み固める塗装の方が
より強度を保持することが出来ると判断し、
ウレタン系のプレポリマー塗装をお客様にお勧めしました。

ウレタン系と言っても、表面に厚い塗膜を作ってしまうものではなく、
木の中に浸透するタイプで、木製食器などにも使用されている
安全性の高い塗料です。

テカテカせず、自然な風合いも保てます。

使用するのはPSNY-3000という塗料です。
木固めエースの産業用です。
木固めエースと成分はほぼ同じです。

茶筒用の柿は厚いのでもう少し乾燥が必要です。
ザクロも乾燥してきていました。

4月中には家具の製作に入れそうです。

小物の見積り、に続く


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