空 2011.8生まれ すず 2009.7生まれ おちゃめ 1997.7~2016.12
庭木が家具になるまで=その③ 何を作るか [想いを形に]
倉庫の庭木たち、乾燥の為にもすぐにでも製材したいところですが、
とにかく何を作るかを決めない事には、
どのくらいの厚みで製材すればよいか決める事が出来ません。
お客様にできるなら何を作りたいかお聞きしました。
お客様からのお返事は、
思い出の庭木で家族で毎日食事ができればと、ダイニングテーブルを作りたい、
残りの丸太は小物にとの事でした。
ダイニングテーブルの大きさは1m×1.5mぐらいなら部屋に置けるとの事。
ですが、置く場所は2階のリビングで、階段が狭いという事でした。
早速だいたいのデザインのご希望を聞いてイメージ図を2つ提示しました。
どちらも組立式なので、狭い階段でも運び込みが楽です。
どっしりとした板足タイプの物と、
軽やかでシンプルな4本脚の物。
その後、椅子はカリモクのソファーを使用している、
大きい物は欲しいけど、あまり部屋を狭くしたくない事などを伺って、
ソファーと置いた場合のイメージ図を提示しました。
4本脚では、脚の位置にもよるが、ソファーの手すりが入る時に邪魔になる場合があるので、
板足の方が良いのではないかと提案しました。
テーブルの巾が大きいと場所もそれなりにいります。
ソファーに合わせてテーブルの高さを低めにしました。
最終的に板脚のテーブルを作ることになりました。
また、材が余るようならスツールやソファーの横に置くサイドテーブルも欲しいとの事でした。
とりあえずは何としてもダイニングテーブルだけでも作れるように、
どれをどのくらいの厚みにするか考えなくてはなりません。
余り厚く挽きすぎても、取れる板数が減ってしまいます。
また、薄く挽きすぎても、反りが出た時に欲しい厚みが取れなくなってしまいます。
肉桂と柿を3㎝・4㎝・5㎝の3種類の厚みに、ザクロを2㎝の厚みに挽く事にしました。
最初の製材、に続く
いよいよ始まりましたね。
by 猫爺 (2016-09-06 22:20)