変型テーブルその①＆デスク＆チェアその①＆ダイニングチェアその①

今製作中の家具の製作過程です。

今作っているのは、

変型の3本足テーブル　お客様よりのご注文です。


デスク＆チェア　こちらもお客様よりのご注文です。


ダイニングチェア4脚　
上記の椅子を作るのに1脚ではもったいないのでこの座面が4脚分あるのでついでに作ります。

写真のチェアはタモですが、今回は栗で作ります。

全て樹種は栗で作ります。
なので木取りはすべて同時に行いました。


木取りが終わって、少しづつ厚みに削ってゆきます。






ある程度厚みをそろえた時点で、まずデスクの足部分を製作します。

組立用のホゾ穴をあけて、ドミノチップを使用して両側の足を仮組します。


足をつなぐためのドミノチップを入れて、


引出の入る部分を仮組みします。




足部分の仮組みが出来ました。




狩り組の次は足の成形をします。
まず成形した足を接着剤を使用して組み立てます。




両側の足が組み上がりました。


次にチェアです。
デスク＆チェアのチェアとダイニングチェアは実は同じデザインです。
ですが、ご注文のチェアは座面の位置が通常の物より上に付けます。
その分足の長さも短くします。
お客様の体格に合わせた仕様です。


前足に幕板を付けるためのほぞ穴を掘ります。


次に後足にもほぞ穴を掘ります。


背もたれの笠木がつくほぞ穴を掘ります。


ホゾ同士がぶつかる箇所の一方はダボ穴をあけます。


幕板にもほぞ穴を掘ります。


幕板にもダボ穴をあけます。


笠木にもほぞ穴を掘ります。


全てのほぞ穴とダボ穴をあけ終わりました。




チェアの加工をしている間に、
外注でお願いしていた変型テーブルの足のスピンドル加工が出来上がってきました。
3本足ですが、4本づつあります。
1組はほぞ穴加工のサンプル用です。


天板の材料です。


天板の形の型板を作ります。
MDF合板に5㎝角の升目を書き、天板の形を写し取ってゆきます。


切り抜いて型板の完成です。
卵型でもなく、アサリの貝殻のような形です。


型板に合わせて板接ぎのサネの位置を決めます。
天板を切り抜いた時にサネが見えないようにするためです。

たまっていた製作過程を一気にアップしました。
次は家具の種類別にアップします。

タグ：ダイニングチェア ダイニングテーブル 栗材