庭木が家具になるまで＝その⑪ 製作過程②

６月、いよいよ本格的な製作が始まりました。
木取りはもうしてあるので、部材を手押しカンナや自動カンナをかけて必要な厚みにそろえてゆきます。

いっぺんに薄くしてしまうと、反ってしまった時に修正がきかないので、
日数をかけて少しづつ削ってゆきます。

去る４月２日にメールで細かい面取りなどの希望をお客様に打診していました。
下記のような図面です。






サイドテーブル以外はまだ決まっていなかったので、製作に入るにあたり、ご希望を確認しました。
曲線の多いソファーに合わせて柔らかい感じにと、このようになりました。




サイドテーブルは最初のデザインと変わっていません。
引出のつまみはお客様がお好みの物をご用意されることになりました。


まず先に部材の小さいスツールに取りかかります。

脚部分の両端を斜め切りにした後、座板、幕板との接合部分の穴の加工をします。




幕板にホゾ穴の加工をします。


貫板にホゾの加工をします。


各部材にサンドペーパーをかけ、滑らかにし、面取りをした後組み立てます。


ほぞ穴とホゾに接着剤をいれます。






クランプでしっかり締め付けます。


接着剤が完全に乾くまで一昼夜そのままにします。


製作過程③、に続く

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