SSブログ

  空.jpg      Cs27Xo_VIAAHplY.jpg     IMG_2064.JPG    
空 2011.8生まれ    すず 2009.7生まれ   おちゃめ 1997.7~2016.12

作業テーブルとカフェテーブルその① [製作過程]

喫茶店用の作業テーブルとカフェテーブルを作っています。
完成図は、作業テーブルが

作業テーブル.jpg
奥行きが1m、長さが2.4mある大きなものです。

カフェテーブルが
80角テーブル.jpg
こちらは80㎝角のテーブルです。
これは2台作ります。

天板、長い幕板、貫板以外の部材です。
長さや厚みにそろえてあります。
樹種はパインです。
IMG_5340.JPG

ほぞ穴加工をして、カフェテーブルから組んでゆきます。
IMG_5341.JPG

ほぞ穴に接着剤とドミノチップを入れて片側づつ組んでゆきます。
IMG_5342-16057.jpg

一度クランプで締めてから、
IMG_5343.JPG

全体を組みます。
IMG_5344-272be.jpg

IMG_5345.JPG

これを2台作ります。
サンディング、面取りをして、
IMG_5356-87b7f.jpg

マホガニー色に着色しました。
IMG_5360.JPG

続きは作業テーブルの方です。
大きいので、ボルトで組立式にします。
ボルトの穴を定位置に開けてゆきます。
IMG_5357.JPG

IMG_5358.JPG

小端や小口に穴を開ける時は、この機械を使います。
オーストリア、ナップ社のホリゾンタルボーリィングマシンと言います。
上の2つの画像のように普通は穴は垂直方向にあけるボーリングマシンを使いますが、これは水平方向に穴を開けることができます。
IMG_5359.JPG

すべての穴を開け終えたら、仮組をして、引出用のスライドレールを取り付けます。
IMG_5361-93d7c.jpg

IMG_5362.JPG

引出を組んだら、仕込みます。
うまく仕込めました。
引出は奥行き70㎝もある大きなものです。
最後まで引き出せる完全スライドレールです。
IMG_5363.JPG

また、バラバラにして、レールも外し、これもマホガニー色に着色しました。
IMG_5366.JPG

IMG_5367-4185a.jpg

次はいよいよ天板です。
天板はパインの集成材を使用します。
巾が1mや80㎝もある集成材は企画外なので、特注で作ってもらいました。

IMG_5365.JPG

普通はこれらの板の下に厚みのある反り止めを入れるのですが、下に引出がつくのでできません。
そこで、両端の小口に同じ厚みの板を垂直方向に接いで反り止めにします。

少し大きめに作ってもらっているので、指定の大きさにカットします。
以前のブログにもちょこっと書いたアーテンドルフです。
大きな板もこのように切ることができます。
IMG_5368.JPG

小口に反り止めの板を接ぐために、ビスケットの穴をダブルで開け、先に天板の方にビスケットを固定しておきます。
IMG_5371.JPG

80㎝角の方は短いので、組立機で接ぎ合わせます。
IMG_5373-ed098.jpg

さて、2.4mの方ですが、この長さを組める機械は持っていません。
また、そんなに長いクランプも持っていないので、片側づつ接ぎ合わせることにしました。
ストッパー用に板をクランプで固定し、治具を合わせて、短いクランプをたくさん使い締めてゆきます。
IMG_5372.JPG

これは仮組で、裏側にビスケットの入っている位置に固定用のピンを打つための穴をひとつづつ開けてゆきます。

両側穴を開け終えたら、本番です。
接着剤とクランプで締めつけたら、竹のピンに接着剤をつけてあけた穴にさしてゆきます。
IMG_5374.JPG

両側に反り止めが付きました。
ピンが出てるのがわかると思います。
IMG_5375.JPG

そのピンを切り取り、カンナできれいに均します。
IMG_5376.JPG

サンディング、面取り、鍵穴加工をして、天板が出来上がります。
IMG_5377.JPG

これに着色して、足と合わせれば、いよいよ完成です。


nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。